幸せになる勇気読んだよby岸見一郎 古賀史健

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岸見一郎さんと古賀史健さんの共著、幸せになる勇気を読みました。

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ミリオンセラーになった前作「嫌われる勇気」の続編です。

正直前作の内容を薄っすらとしか覚えてませんでしたが、本の中でちょいちょい振り返ってくれるので、前作を知らなくても大丈夫です。

前作を読んだ時より今回の方が、教育についてがテーマな分、私の実生活で思い当たる節が多く、共感する部分が多かったです。

叱っても褒めてもダメな理由

今回も、叱っても褒めてもダメという教育を推奨していますが、その理由は

彼らは「ほめてくれる人がいなければ、適切な行動をしない」のだし、「罰を与える人がいなければ、不適切な行動もとる」というライフスタイル(世界観)を身につけていくのです。 “

というものらしいです。

叱る方は、怒るのをやめ、知らない事を教えるスタンスならOK。失敗しても見守る。などのスタンスでいれば、できないこともなさそうだけど(実際これも難しいが…。)

褒めないはもっと難しいです。

きっと褒めたり、叱ったりして相手を手取り早く自分の思惑通りにしようという態度がダメってことなんですよね。

代わりになるのは尊敬

褒めたり叱ったりしないなら、どうすればいいのか?

相手の意見も尊重しながら、落とし所を一緒に探すことなのかなあと感じました。

相手が子供だと、つい力技で言う事を聞かせようとしてしまいがちですが、子供だと思わず、大人だったらどういう態度で相手の話を聞くかを想像してみればいいのかな?

でも、それって時間も忍耐力もかかりますよね〜。我慢できるのか私?

見守るのは本当に難しいです。

だって、見てるのに口は出せないって、超苦痛ですよね。

悪いあの人、かわいそうな私、これからどうする

哲人と青年の対話の中で三角柱が出てきます。

この2面には「悪いあの人」「かわいそうな私」と書いてあり、大抵の愚痴がそうであるように、青年の話はこの2つの繰り返しだと言われてしまいます。

そして、本当に話し合う必要があるのは、3つ目の面に書いてある「これからどうする」だと。

いくら過去を深掘りして、今に至った原因を探ろうとしても、結局は何が悪くて、どんなに今苦労しているかという事になってしまうから、いっさいの過去に囚われず、今この地点から先どうするべきを考えろと。

厳しいながら建設的だなあと感じました。

自立とは自分の価値を自ら決定する事

この本を読んでいて、思い当たったのは、最近会社に評価を求める人が多いなあと感じることが増えたのですが、これってもちろんお金が欲しいって事もあると思いますが、結局自分価値を自分で決められないから、他人に評価して欲しいって事なんじゃないですかね?

でも、自分の仕事の評価を会社やお客様の尺度だけに求めると、結局不満が溜まるんですよ。

だって常に自分の思い通りに評価してもらえる訳ではないから。

だから、競争が関係ないという所までは私自身まだ達観できないけれど、自分の中で、前回よりいい仕事ができたとか、工夫した所があるとか、段取りが良かったとか、人間関係が上手くいったとか、他人の評価とは関係なく、そういう自己の評価基準って大事なんじゃないかなあと。

幸せって結局自分で決めるものだから、いかに自分に満足し認め、足りないと感じた部分を努力していくかが、満足感に繋がるんだろうなと思います。

まとめ

娘の学年が上がるごとに、親ができる事は少なくなり、見守るしかできなくなってくるのだから、イライラ我慢比べをしつつ、見守っていきたいです。

 

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