【日】sun
【太陽を大切に思う国】Japanese has been given thanks to the sun.
This is a review for the book call Education for Japanese mind.
境野勝悟さんの「日本のこころの教育」を読みました。
博多の歴女で有名な「人生に悩んだら日本史に聞こう」の著者の白駒妃登美さんが一番影響を受けた本(だったと思うのですが)としてFBに投稿しているのを見てとても気になり読んでみました。
さようならの意味を知ってる?
話は作者が若い国語の教師であった頃、外国人の校長先生に「さようなら」の意味を教えてくれと言われ、答えに困る所からストーリーは始まります。
この「さようなら」の意味を知る為に日本人と太陽の深い関係の説明へと続きます。
太陽に感謝する
日本人は昔から太陽と密接な関係があるそうです。日本という言葉にも太陽を表す「日」という漢字が入っています。
そして日本人とは何かと外国人に聞かれたら「太陽に感謝して、太陽のように丸く、明るく、豊かに、仲良く、元気に生きる、これが日本人です。」と答えて下さい。と書いてあります。
日本人は元々農耕民族なので、食べ物が自然の状態に大きく影響を受けます。だから太陽に感謝する習慣がルーツとしてある事はとても自然な事だと思います。 そして作者がいう「感謝して生きることが幸福な人間」という様に、太陽や自然に感謝して生きるというのはステキなことだなあと思いました。
そして「お母さん」という言葉のルーツも太陽にあるそうです。
我が家の太陽として丸く、元気に、明るくできているかな?と反省ひとしきりです。
意外と知らない日本こと
日本語の成り立ちとか、知らない事がよく分かりとても面白い本でした。
「さようなら」の意味も本当はちゃんと順を追って知って欲しいのですが、少しでも多くの人に知って欲しい気持ちもあるので、ネタバレ的に書いちゃいます。
本を読んでみたい方はこの先は読まないで下さい。
「こんにちは」は元々「今日(こんにち)は、お元気ですか?」ですかが短くなったものだそうです。
「太陽と一緒にあかるく生きていますか、という確認の挨拶だったのです。
それを受けて「はい、元気です。」と答える。
そうしたら「さようならば、ご機嫌よう。」と受ける。
「太陽さんと一緒に生活しているのならば、ご気分がよろしいでしょう」という意味を込めて。
今まで「さようなら」の意味を知らない事にも気付きませんでしたが、ステキな挨拶だなと嬉しい気持ちになりました。

- 作者:ひすいこたろう 白駒妃登美
- 出版社:祥伝社
- 発売日: 2011-06-15
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