すこしの努力で「できる子」をつくる読んだよ

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【子供は親をよく見てる】children are watching carefully what their parents does.
池田清彦さんの「すこしの努力で「できる子」をつくる」を読みました。
この方は早稲田の大学教授で、進化論、科学論、環境問題から脳科学まで幅広く論じるサイエンティストと紹介文にある通り、
子育てにも脳科学の話などが入っていておもしろかったです。
ゆる〜く肩の力を抜いて育てていいじゃん的な立ち位置も、軽い気持ちで読めるのでよかったです。

天才について

天才の育て方について、書いてある育児書は初めて見ました。それぞれの分野の能力の臨界期が書いてあります。
本当に天才を育てようと思ったらだいたい5歳くらいまでにその子の人生を決めるくらいの決断をしなくてはいけないようです。
きっと本当に天才なら、自然とそういう感じになるのかもしれませんが。
幸か不幸かうちは多分凡人なので、その心配はなさそうですがw。
著者は天才を育てる事を否定しないまでも、問題点について色々書いてあるので、潰しがきかないし大変だという事が分かります。

乳児期

やってはいけないこと
・赤ちゃんとコミュニケーションをとらない
・赤ちゃんを産んだ事を後悔しない

・パーフェクトを求めない

やるべきこと
  ・なんでもいいから赤ちゃんが喜ぶこと

やった方がいいこと
・笑いながら声をかけよう。
・赤ちゃんの真似をしよう。
・お母さんは時々育児を忘れて遊ぼう。

幼児期

やってはいけないこと
・親の都合で矛盾した叱り方をしない
・子供が嫌がるお稽古を無理にさせない

・子供を無視しない

やるべきこと
・無意識に親の規範を刷り込む。
・正しい日本語を教育する。
・マナーを教える。褒めてあげる。
・許せない事をしたら強く叱る。

・自然とのふれあいを大事にする。

やった方がいいこと
・数に親しませる
・手先を使った遊び
・時々親が模範演技をする
・子供が特別に興味を示したら応援する
・外で遊ばせる
他にもやらなくていい事なども書いてあります。
幼児期が親にとっては一番色々やることがある時期。そして親になるということは子供に見せられる背中を自分が持っているかという事を常に問われている様に感じます。親ってそういう意味で大変だな〜と親になって思いました。

小学校前半

やってはいけない事
・子供をチヤホヤしてはいけない
・年中ガミガミ言ったり、親の都合で叱らない

・子供の言い分を無視しない。

やるべきこと
・「読み・書き・計算」を反復練習で体に覚えさせよう
・上手くできた時にさりげなく褒める
・さり気なく「読み・書き・計算」ができているかチェック
・できない子には遊びの要素を取り入れて教える
・「親はあなたの味方だ」ということを態度をもって子供に示す
この時期大事なのは、漢字、計算、外遊び、暗記のようです。

小学校後半

やってはいけないこと
・親の都合でしからない
・子供の能力以上のことを要求しない

・子供の趣味を妨げない

やるべきこと
・読み・書き・計算」が身に付いているか折に触れて確認。

 

やった方がよいこと

・日本語の本を沢山読ませ

・できる子はレベルの高い学習を

・できない子は読み書き計算を根気強く
塾は子供の興味に応じて判断
・英語学習も過大な期待をせず、興味があれば始める

中学以降

やってはいけないこと
・子供を見放さない
・進路で子供の意向を無視しない

やるべきこと
   特になし

やった方がよいこと
・嘘も方便だと身につけさせる
・寛容の大切さを親が示す
・落ちこぼれであるなら、基礎からやり直させる

まとめ

幼児期から中学以降になっても、最終的には良くも悪くも子供は親の背中を見て育つものなのだと再確認しました。
いくら口で言っても説得力がなければ伝わらないだろうし、本当に子供は親を良く見ています。
物事に取り組む姿勢とか、継続力とか、忍耐力、包容力、許容力など教えるものではないけれど、親から学んでいる事は沢山あって、そういう一言で言えば人間力とかコミュニケーション力みたいなものが家庭教育なんだろうなと思いました。
本当に親って日々、人間力が試されています。

すこしの努力で「できる子」をつくる (講談社文庫)

 

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