「小学4年生で一生が決まる」を読みました。
キム ガンイルさんとキム ミョンオさんという韓国の方が著者なので、例は全て韓国の子供ですが、日本とあまり変わりなく違和感なく読めました。
なぜ4年生で一生が決まるの?
娘が4年生なので、一生が決まる前に知っておいた事があるかと思い、タイトルに惹かれて読むことにしました。
小学校低学年のうちは、それ程大変でない勉強も4年生になると段々抽象的になり難しくなります。
今までは実体験の延長上にあった勉強が、それだけでは無理になってくるのが4年生から。しかも算数みたいな積み重ねの科目は、ここまでの基礎ができていないと積み重ねられなくなってきます。
これからは自分のやる気がないと、外から勉強をやらせるだけでは無理になってくるので、4年生のうちにしっかり自分で学習できる方法を身につけないとこの先大変で、4年生はその習慣を練習するには最適な時期です、という事でした。
学習の段階
学習の姿勢を身につけるには次の段階があるそうです。
- 学校の授業、体験学習、読書などを通じ学び、慣れる
- 参考書を調べたり質問することによって、より深く追求する
- ノート整理や資料整理により、自分の考えを固める
- 問題集、学校のテストなどを通じて、自分の知識を確認する
- 計画通りに実施し、規則正しい生活をする
今年1年でこんな風になれたらステキです。
親が協力できること
- いつも笑顔、30分は子供と話す。
- 忍耐力と集中力の妨げになっている原因を探し、取り除く。勉強の環境を整える。
- やる気を起こす為に今週、今月、今年の目標などについて話し、意識させる。
- 読書の時間と環境を作る。
- 自分で調べる習慣をつけさせる。参考書探しを手伝う。
- 日記を書く習慣をつける。一つのことをじっくり書く。自分の考えを書く等のアドバイスをする。
- 社会に関連した旅行やお出かけの機会を作る。(先に調べた後に旅行する。)
ノートの工夫も重要
ノート整理は重要です。それぞれのノートの取り方も細かく書いてありましたが、簡単にご紹介します。
- 意味調べノート 先生の言葉と要点だけを見やすくまとめる
- 計算ノート 1ページを6等分くらいにし、式と答えを書く。間違えた時、どこが間違えたかすぐ分かる様に。
- 間違えノート 間違えた問題をピックアップして解き直す。
- 新聞のスクラップ 興味のある記事をスクラップ
- 観光案内、自分で撮った写真を旅行の後にまとめる
勉強の進め方
- テーマ学習をして関連教材を読む
- 教科書の徹底的にマスターする
- 参考書を徹底的にマスターする
- 楽しく工夫し暗記する
- 要点をノートに整理する
- 学習目標より口頭で答える
- 問題を解くことで実力をチェックする
- 間違いノートに間違えた箇所を整理する
まとめ
ぶっちゃけ「これだけ勉強すれば、そりゃ成績も上がるだろうよ。」と思いますが、これを全部させるのは親も子も相当な努力が必要ですね(ー ー;)
それでも、年齢的にも自分からやる気なく無理矢理勉強させるには限界があると感じているので、自分で勉強を楽しめる方法を今のうちに身につけて欲しいとは思いました。
最初は効率悪くても、自分でやれる様にシフトしていくのが今年の私の目標になりました。
おすすめの関連記事
- わが子が驚くほど勉強好きになる本読んだよ | 和んだふるDAYS
- すこしの努力で「できる子」をつくる読んだよ | 和んだふるDAYS
- 「もっと読みたい」と思わせる文章を書く読んだよ | 和んだふるDAYS
- サピックス新 4年の入塾テストを受ける前に知っておきたかった3つのこと | 和んだふるDAYS
コメント