ワークライフバランスとは誰の為のものか

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2015-04-24 17.51.20のコピー【衡】balance
 
【ワークライフバランスは誰の為か?】Who is work-life-balance for?
 
私はビジネスブックマラソンというビジネス書をお勧めしてくれるメルマガをとっているのですが、先日そこで『その仕事のやり方だと、予算と時間がいくらあっても足りませんよ。』という本が紹介される際に”この「ワーク・ライフ・バランス」、誰のためにあるのか
というと、本来はお客様のためにあるはずです。短い時間で質の高い仕事ができれば、コストは下がるし、企業はさっさと仕事を終えて次の仕事に取り掛かれる。結果的に、みんながハッピーになるのです。”という文章がありました。
 
最近では良く聞く来ワークライフバランスですが、確かに労働者の自由に使える時間が増えるイメージで使われる事が多い気がします。
ワークライフバランスについて考えてみました。

ワーク・ライフ・バランスとは?

ウィキペディアで調べてみると”国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことを指す”と書いてあります。
 

まだまだ長時間労働社会

少し前までは長時間労働すれば、その分給料も上がり、出世もできる世の中だったが為に日本人のサラリーマンはせっせと長時間労働する道を選ぶ人が多かった訳です。
しかし最近では右肩上がりの経済成長は止まり、今までの様に給料も上がらないとなると長時間労働する意味がなくなってくると、価値観が自然とお金より自分の時間が大切になってくるのではないかと思います。
 
女性の社会進出で共働きの人が増えたり、高齢者が増えて介護が必要な人の人数が増えれば、働き方も様々になればニーズもばらばらになり、以前の様に画一的なルールでは対応しきれなくなります。
今は過渡期だから、今まで通り長時間労働できる人だけが重宝がられるケースもまだまだありますが、長時間労働できない人が大部分を閉めるようになると会社も変わっていくんでしょうね。
 
アメリカのお店なんか閉店時間はお店の人が帰る時間とばかりに閉める店ありますけど、そんな人がたくさんいれば、皆さっさと家に帰りやすくなるのにね。

子どもに優しくない社会

私の回りのママ友も考えてみれば、個人で働いているいる人がとても多いです。自分や子どものスケジュールに合わせて働くには組織にいるより個人の方が自由が利きますからね。
 
個人でも働いていけるという事は、組織が変化について行けてないだけで、本当はシステムを考えればやっていけるんじゃないでしょうかね?
 
ただやはり時間に融通を効かせてもらうと言う事は、人と違う労働条件でも選ばれる為には何かメリットを提供しなくてはいけませんよね。何ができるかは個人の能力になってくる訳ですが、ちゃんと提供できるものを作っていくのは大変です。
 
ここ数年、会社の男性も子育てと仕事の両立を求めて辞めた人が何人かいます。
辞めた理由はそれだけではないでしょうけれど、大きな部分を占めているとは思います。
女性は子どもが小さければ迎えの時間もあるし、ある時期迄は早く帰るのも仕方ないと会社も思ってくれているようですが、男性は会社や社会にあまり理解してもらえない分辛いのかもしれません。
 
ぶっちゃけ経営者にしてみれば、能力が同じくらいなら、文句も言わず安い給料で長時間労働してくれる人の方が、いつ産休とか言われるか分からない女子より都合は良いでしょう。だからこの問題は長時間労働しない人の人数がする人と同数かそれ以上にならない限り解決しないんですよ。

ライフとワークは別なのか?

そもそもライフとワークは別なのか?という問題もあります。
職種にもよるのでしょうが、会社にいなくても仕事はできるだろうし、考えることもできます。
 
私は仕事とプライベートのモードは全く変えません。(少なくとも意識的には)
自宅と会社が近いので、いつでも帰れるし、会社に来れる距離で生活しています。
たまに気分転換できなくていやじゃないですか?とか聞かれますけど、それで困った経験はありません。
仕事とプライベートの切り替えって何を切り替えるんでしょうかね?
 

まとめ

私が会社に入社した頃はまだネットなんてものはなく、通信手段は電話かファックスか郵便か訪問でした。
その頃、将来はコンピューターが繋がって、イチイチ持って行かなくてもいい世の中になって、自宅で仕事とかできるようになるのかな〜?と夢見ていましたが、あっと言う間に現実になりました。
 
必要なデータはネットでかなり送れる様になり、打ち合わせの回数は格段に減りましたが、それでもじゃあ会社に行かなくて良いかといえば、そうはなっていませんし、組織の構造は根本的には変わっていないような気がします。
 
まだ何年もかかるとは思いますが、いつか皆が会社に長時間いなくても成果を出す方法が確立されて、その人に合った働き方が選べる社会がくればいいのですが。

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