細田守監督の「バケモノの子」見ました。
細田監督の作品、「サマーウォーズ」「時をかける少女」「おおかみこどもの雨と雪」どれも面白いし、好きなんですけど、世の中のみんなが絶賛するから「面白いけど、そこまでか〜?」って少し引いてしまっていました。
でも今回はもう映画館で号泣です。隣に座っていた小学生の高学年くらいの男の子も号泣でしたw。
それで、帰ってみんなのレビューを見てみたら、意外と後半のつじつまが合わなくて納得できない的な意見が多くて衝撃でした(笑)
あれ?何か世の中と意見合わないな私…。
確かにね、後半がちょっという人達の気になるポイントが分からない訳ではないのですが、全体通して見たときに、その世界観、人生観、親子の関係、大人になるっていうこと、その全てが良く描かれていて、泣けるんですよ。
Contents
ストーリー
ある日お母さんを交通事故で亡くした少年は、偶然渋谷でバケモノ熊鉄に出会い、そのままバケモノの世界で熊鉄の弟子になり九太として育ててもらう事になる。
自己流で強くなった熊鉄は、人を教えることが全くできない。
二人はぶつかり合いながらもお互いから学び合い強くなっていく。
そして本当の親子のようになる。
しかし、これまた偶然渋谷の街に戻ってしまう。
そこで可愛い女の子や、実のお父さんにあったりして、自分が育ったバケモノの世界で熊鉄と生きるか、人間の世界に戻るのかなどを悩んでいるうちに事件が起こる。
九太と熊鉄は人間とバケモノ2つの世界を救えるのか?
キャラクターがいい
いい映画はキャラがいいですよね。
今回も熊鉄を始め、バケモノ世界のバケモノ達のキャラクターが素晴らしいです。
強くて、単純で、不器用でいいヤツな熊鉄も、彼を愛している友達の百秋坊と多々良。
ヒョウヒョウとした師匠の宗師。
みんな可愛げがあって、ステキです。
大泉洋さんは、声だけ聞いても大泉洋さんだって分かるくらい個性的な声してるんだと改めて感じました。
とにかく泣けた
私は完全に目線は熊鉄なんでしょうね。
反抗的でも、無愛想でも、子供の為なら何とかしてやりたくなるのが親心ってもんですよ。
でも子供の方にも色々事情はある訳で、自分ではどうしようもないイライラした気持ちになることもあるでしょう。
熊鉄に感謝しながらも、本当にお父さんに会って心が揺れることもあるでしょう。
それでも周りの人に助けられながら一人前に成長していく九太の姿、九太を見守り一緒に成長して行く周りの人達の姿は感動的でした。
子供も、思春期の子供も、大人も、親も、見る年代によって感想も違うと思いますが、どの世代もそれぞれに楽しめる映画だと思います。
一人で見ちゃったけど、娘と一緒に見れば良かったな〜。
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